三重県には、伊勢神宮の華やかさとはまた違う、静かで深い癒やしをくれる場所があります。それが度会郡「大紀町(たいきちょう)」です。
よく「松阪市の一部?」や、隣の「多気町(たきちょう)」と間違えられますが、大紀町は独立した魅力あふれる町。伊勢神宮と熊野古道を結ぶ「世界遺産の入り口」に位置し、山、川、そして豊かな海までが揃う、まさに「日本の原風景」が残る場所なのです。
今回は、心と体をフラットな状態に戻してくれる大紀町のフルコースをご紹介します。
1. 「大内山ミルク」と「動物たち」に癒される
大紀町といえば、まずは**「大内山牛乳」**。三重県民のソウルフードならぬソウルミルクですが、本場で味わうミルクは格別です。
**「大内山ミルク村」**で濃厚なソフトクリームを頬張れば、日頃のストレスも一瞬で溶けていくはず。
そのすぐ近くにある**「大内山動物園」**は、個人の想いから始まったアットホームな動物園。ライオンやトラといった猛獣が驚くほどの至近距離で見られる一方、レッサーパンダなどの可愛い動物たちとも触れ合えます。動物たちが大切にされている空気感に、心がじんわり温まります。
2. 神秘のパワーに触れる「瀧原宮」と「キノコランド」
大紀町に来たなら、絶対外せないのが**「瀧原宮(たきはらのみや)」**です。
伊勢神宮内宮の別宮であり、一歩足を踏み入れると空気が一変します。巨木が立ち並ぶ参道、清流で手を清める御手洗場。「ゼロ磁場」とも噂される静寂の中で深呼吸をすれば、心の中のモヤモヤがスーッと消えていくのを感じるはずです。
また、**「キノコランド」**でのシイタケ狩りもおすすめ。採れたての肉厚なシイタケの旨味は、まさに山の恵みそのものです。
3. 釣り人の聖地!錦(にしき)の海で遊ぶ
大紀町は山だけでなく、素晴らしい「海」も持っています。特に錦地区は、釣りファンにはたまらないスポット。
- 釣れる魚: チヌ(黒鯛)、グレ(メジナ)、アオリイカ、アジなどが有名。
- 釣り場: 錦漁港周辺や、手軽に楽しめる釣り公園、さらには渡船を利用した本格的な磯釣りまで幅広く楽しめます。
- **「錦向井ヶ浜 遊らぴあ」**は、穏やかな入り江で景色も良く、家族連れでのんびり海を眺めるのにも最適です。
4. 旅を締めくくる「宿」と「カフェ」
日帰りもいいですが、大紀町の本当の良さは夜の静寂と朝の空気。
- 宿泊スポット:
- 阿曽温泉(あそおんせん): 廃校を利用した珍しい温泉施設。ノスタルジックな雰囲気で体を芯から温められます。
- 民宿・旅館: 錦地区には、その日に獲れた新鮮な海の幸を堪能できる民宿が点在しています。豪華なホテルも良いですが、地元の温かいもてなしと漁師飯を味わえる宿は、最高のリフレッシュになります。
- おすすめカフェ: 古民家を改装した**「cafe めがね書房」**。本に囲まれた静かな空間で、こだわりのコーヒーを飲みながら過ごす時間は、まさに現代人のための贅沢な「余白」です。
おわりに
大紀町は、ただ通過するだけの場所ではありません。
大内山牛乳で体を満たし、瀧原宮で心を清め、錦の海で遊び、静かな宿で眠る。
「最近、ちょっと頑張りすぎたな」と感じたとき、近場のスーパー銭湯に行くような気軽さで、この町を訪れてみてください。帰り道には、きっと心も体もリセットされているはずです。
大紀町 観光・宿泊まとめリスト
| カテゴリ | スポット名 | 特徴・おすすめ理由 |
| 観光・体験 | 瀧原宮 | 伊勢神宮別宮。最強のパワースポット。 |
| 動物・レジャー | 大内山動物園 | 猛獣から小動物まで、距離の近さが魅力。 |
| グルメ・名産 | 大内山ミルク村 | 絶品ソフトクリーム。お土産も充実。 |
| 釣り・絶景 | 錦漁港・遊らぴあ | チヌやアオリイカの宝庫。穏やかな海の景色。 |
| 体験・グルメ | きのこランド | 鮮度抜群のシイタケ狩り。バーベキューも。 |
| カフェ | cafe めがね書房 | 読書とコーヒーを楽しめる大人の隠れ家。 |
| 宿泊・温泉 | 阿曽温泉 | 旧小学校の校舎を利用。懐かしい癒やしの湯。 |
| 宿泊 | 錦周辺の民宿 | 鮮度抜群の魚介類が楽しめる漁師の宿。 |
