ショアジギングを始めたばかりの初心者から一歩進み、中級者になった釣り人は、より大きな魚を狙いたくなるものです。そんな中級者にとって、リール選びは釣果を左右する大きな要素です。本記事では、中級者向けにおすすめのショアジギングリールの選び方やポイントを詳しく解説します。
1. 中級者向けショアジギングリールの特徴
中級者になると、釣りのテクニックや経験値が増えるため、リールにもより高い性能を求めるようになります。特に以下の特徴を持つリールが、中級者にとって理想的です。
- サイズ(番手):5000番~6000番 中型から大型の青物(ブリ、ヒラマサ、サワラなど)を狙うために必要なラインキャパシティとパワーがあります。
- ハンドルの長さ 長めのハンドルは、力強い巻き取りが可能で、大物とのファイト時に役立ちます。
- スプールの素材 カーボンやアルミ素材のスプールは軽量でありながら高強度で、長時間の釣りでも扱いやすいです。
2. 中級者がリール選びで重視すべきポイント
① リールの耐久性
ショアジギングは海水との接触が多く、リールが塩害にさらされやすい環境で行われます。
- 防水性能:シマノの「Xプロテクト」やダイワの「マグシールド」などの防水技術が搭載されたモデルを選びましょう。
- 耐久素材:アルミやカーボン製のボディは、軽量ながら耐久性が高く、長期間使用できます。
② ドラグ性能
大物とのファイトでは、ドラグ性能の優劣が明確になります。
- ドラグ力:中級者向けには、10〜15kg程度の最大ドラグ力を持つリールがおすすめです。これにより、大型魚でも安心して対応できます。
- ドラグ調整の細かさ:細やかな調整が可能なリールは、魚の動きに合わせた引きの強弱をつけやすく、バラシを防ぎます。
③ ギア比
ギア比は、ルアー操作や魚の引きに対する適応力に影響します。
- ハイギア(HG)またはエクストラハイギア(XG):スピーディなルアー操作が可能で、回遊魚を狙う際に便利です。
- ノーマルギア(PG):大物を確実に巻き取る力が強く、引きの強い魚に適しています。
自分の釣りスタイルに合わせて選びましょう。
④ ラインキャパシティ
大型魚を狙うには、十分なラインキャパシティが必要です。
- PEライン:2.0〜4.0号を200m以上巻けるリールを選ぶと安心です。
⑤ 自重
長時間の釣りでも疲れにくい軽量リールが理想的です。
- 自重が300g〜500g程度のリールが、中級者にとって扱いやすいでしょう。
3. 中級者におすすめのショアジギングリールモデル
ここでは、中級者向けに人気のリールをいくつか紹介します。
① シマノ「TWIN POWER(ツインパワー)」
- 特徴:防水性能が高く、剛性も優れた万能リール。大物にも対応可能なパワーがあります。
- おすすめ番手:5000HG、6000XG
- 価格帯:3万〜5万円
② ダイワ「SALTIGA(ソルティガ)」
- 特徴:ダイワのフラッグシップモデルで、圧倒的な耐久性と滑らかなドラグ性能を誇ります。
- おすすめ番手:5000-H、6000-H
- 価格帯:5万〜10万円
③ アブガルシア「Revo Beast(レボ ビースト)」
- 特徴:コストパフォーマンスに優れた高性能リールで、初心者から中級者に特に人気です。
- おすすめ番手:5000番
- 価格帯:2万〜3万円
④ ステラSW(シマノ)
- 特徴:最高峰の性能を備えたプロ仕様モデル。巻き心地や耐久性が圧倒的です。
- おすすめ番手:5000XG、6000PG
- 価格帯:10万円以上
4. 実店舗とオンラインの比較で賢く選ぶ
リール選びでは、可能であれば実店舗で実際に手に取ることをおすすめします。
- 実店舗:ハンドルの操作感や重量バランスを確認できる。
- オンライン:価格が安いことが多く、口コミで性能をチェック可能。
5. まとめ
中級者向けのショアジギングリールを選ぶ際には、以下のポイントを押さえてください。
- サイズは5000番〜6000番
- 防水性能や耐久性が高いモデル
- ドラグ力や調整の細かさ
- 自分の釣りスタイルに合ったギア比
最適なリールを選んで、さらにレベルアップしたショアジギングを楽しみましょう!